事業報告

「リフレッシュキャンプ」国立那須甲子青少年自然の家 2011年8月22日(月)開催

 ウォームアップ・ジャパン・プロジェクト in 東北 リフレッシュキャンプが、2011年8月22日(月)に国立那須甲子青少年自然の家にて開催されました。福島県内の小学校4年生から中学2年生までの130名が参加し、朝原宣治氏(北京オリンピック陸上男子400mリレー銅メダリスト)と荒川大輔選手(走幅跳2007年世界陸上大阪大会出場)による、体幹を意識する運動やスタートなどの指導が行われました。
 外はあいにくの雨模様でしたが、ホール内には子供たちの元気な歓声がこだましていました。子供たちは表情は明るくとても元気でしたが、日焼けしている子供が少ないうえ、全体的に疲れるのが早く、日頃外で遊ぶ機会に恵まれていない現状が現れていました。最後に、朝原氏が子供たちのために持参した銅メダルを披露し(子供たちは触らせてもらいました)、荒川選手とともにサイン会を実施、好評のうちにプログラムが終了しました。

   朝原氏は、「子供たちは楽しもうとする意識が強く、我々も楽しくプログラムを進めることができました。しかし、外で遊ぶことを制限されている子供たちが多いのか、すぐに息が切れる子供が多く、事態の深刻さがうかがえました。ゴールデンエイジと言われる10~12歳の子供たちが、体を使って遊ぶ機会を奪われることは、その後の成長に大きな影を落とすことを意味します。この事態を打開する方法論として、今回のようなキャンプを継続的に実施していくことが必要であることを痛感しました。」と、話していました。

 参加した子供たちは、「楽しかった。特に動物のまねをしながら体を動かすトレーニングは今まで経験したことがなく、面白かった。最後に、朝原さん、荒川さんのサインがもらえてさらにうれしかった。」(小5・男児)、「朝原さんの足が速くてすごかった。コーチはいろんなことを教えてくれて楽しかった。動物のまねをするトレーニングはいつもやらない動きで楽しかった。」(小5・男児)と、感想を話していました。