事業報告

ウォームアップ・ジャパンin東北 3世代参加型健康イベント~ファミリーゲームズ~

プロジェクト
ウォームアップ・ジャパンin東北
イベント名称
3世代参加型健康イベント~ファミリーゲームズ~
開催日
久慈市民体育館 2011年12月10日(土)開催

ウォームアップ・ジャパンin東北 3世代参加型健康イベント~ファミリーゲームズ~が、久慈市民体育館にて開催されました。小学生から祖父母まで90名が参加、外は0℃前後と厳しい寒さでしたが、体育館内は暖房があり、少し寒さは和らいでいました。
 参加アスリートの紹介のあと、大山 峻護さん(総合格闘技)、石川 直生さん(キックボクシング)、西澤 ヨシノリさん(ボクシング)がそれぞれ挨拶、西澤選手は「皆さんに元気を与え、そして元気をもらいたい」と話しました。なごやかな雰囲気の中、参加者はアスリートの話に耳をかたむけ、特に子供たちは熱心にアスリートの話に聞きいっていました。

参加したアスリートのコメント:

大山 峻護さん(総合格闘技)
「今回のイベントでは、終わってみたら参加者のみなさんからたくさんのプラスのエネルギーをもらいました。今回は3世代が参加できるイベントだったので、見ていて家族の絆を感じました。なかなか3世代でスポーツをするという機会はないと思うので、今回のようなイベントや交流の場を作っていくべきだと感じました。スポーツはやはり言葉では表せないパワーを人に与えてくれる。特にスポーツは人にあきらめない力を作り出してくれるので、あきらめない力も伝えていきたいと思う。」

石川 直生さん(キックボクシング)
「自分が全力でこのプログラムに参加することで、自分から何かを感じ取ってほしいと思っていたし、むしろ自分が参加者の方々から何かをもらうような気持ちで参加しました。プログラム中に心掛けたのは、とにかく笑顔でいること。下を見ず、照れや恥ずかしさを捨てて、年齢関係なく多くの参加者が寄って来れるような雰囲気を出したいと思っていた。そして自分の前向きな笑顔で、参加者のみなさんに元気を与えて、楽しんでもらいたいと思いました。 自分が笑顔でいることで、みんなが笑顔になり、みんなから元気をもらうことが出来た。お互いが楽しめるプログラムのおかげで相互的に良いものが生まれたと思います。」

西澤 ヨシノリさん(ボクシング)
「今回の参加にあたって、被災地を勇気づけることはもちろん、未来を背負うことになる子どもたちに、大人の頑張っている姿、あきらめずに夢を追う姿を見てもらい、それによって夢を持つこと、あきらめないことは素晴らしいことだと伝えたいと思った。また、同世代(45歳)の自分が頑張っている姿を見てもらうことで、大人にも元気を与えられたらと思いました。 イベントを終えて、子供たちと触れ合えて非常に楽しかった。夢を持ち続けること、あきらめないことで、夢はかなうのだということを(自分の話だけでなく)ベルトの存在でも語ることができた。同年代の人たちにも、あきらめないで夢を持ち続けることでその夢はかなうということは伝わったと思う。」

 参加者からは、 「今回のイベントは孫に誘われて参加した。普段、孫とスポーツをする機会がないので、イベントに参加して孫とスポーツができてよかった。二人組や三人組でするゲームが多く、孫といつも以上に触れあえた気がする。今回はウォームアップの運動だったが、自分が週一でやっているゲートボールにも家族を誘って一緒にやってみたい。このような家族がそろって参加できるイベントがあったらぜひまた参加したいと思う。」(60代男性)
「学校の先生に手紙をもらってこのプログラムを知り、親子で運動する良い機会になるのではないかと思って参加した。普段親子で遊ぶことがあまりないので、良い機会になったし、大人もあまり疲れをためないようなプログラムで良かった。親子で遊ぶ時間と場所を提供してくれたことで、お互いに楽しい時間を過ごすことが出来た。今後も今回のように親も気軽に参加できるような機会があれば参加したいと思う。子供たちがアスリートと楽しそうにしていたのも良かったと思うし、開会式や閉会式でのアスリートたちの話も有意だった。諦めないことや夢をもって頑張っていくことを子供たちに伝えることができたと思う。」(30代女性)
「 (今日のイベントには)柔道の監督にすすめられて来た。疲れたけど、思っていたより楽しかった。
(アスリートの人たちは)ムキムキでかっこいいなと思った。
(西澤選手が見せてくれた)ベルトはすごいなと思った。(新しい)友達もできてよかった。」(小6男児)
と、感想を話していました。

 閉会式では、まず西澤選手の紹介動画を見て、その後の西澤選手の話の中で、自身の部活を例に挙げ、目標設定をして努力をすること、達成するまであきらめないことの重要性を伝えていました。プログラム全体を通じて、交流を深めたアスリートが参加者の中に溶け込んでいるのが印象的でした。