事業報告

ウォームアップ・ジャパン in 東北 スポーツキャラバン in かわまた

プロジェクト
ウォームアップ・ジャパン in 東北
イベント名称
スポーツキャラバン in かわまた ~オリンピックメダリストが川俣町にやってくる~
開催日
川俣町体育館サブアリーナ 2012年3月3日(土)

ウォームアップ・ジャパン in 東北 スポーツキャラバン in かわまた~オリンピックメダリストが川俣町にやってくる~を開催、岡本依子さん(シドニーオリンピック銅メダリスト)が講演会のあと、地元の小学生にテコンドーを指導しました。

大雪の予報で天候が心配されましたが、晴天でイベント当日を迎えることができました。

開会式ではかわまたスポーツ運営委員、日本アスリート会議の理事、かわまたスポーツクラブ会長の挨拶が続き、イベント開催の喜びとイベントの成功を祈りました。

 講演会では、自身の競技生活を振り返り、テコンドーの世界チャンピオンを志すきっかけとなった、大学在学中に留学したアメリカでの「I can do it」の精神を紹介し、常に夢を持ち続けて叶えられると信じ続けたら必ず夢は叶うといった話や、子供たちに夢を持ち続ける大切さを重ねて話していました。

 後半のテコンドー体験では未経験者が多かったため、軽快な音楽に合わせてテコンドーの動きを組み合わせたダンスをみんなで踊り、そのあと、キックボクシングの有志の方の協力でミット練習をおこないました。
最後は、岡本さんがそれぞれ異なる技で4枚の板を割る実演を披露し、参加者を驚かせていました。

 参加者は、抽選会や集合写真などで、メダリストと身近に触れ合うことができ、最後までサインや握手を求めていました。

岡本 依子さん(シドニーオリンピック銅メダリスト)のコメント
「震災から1年が経ち、状況も落ち着いてきたようにみえますが、完全に元に戻ったとは言えません。今後もこのようなスポーツイベントを継続して行っていきたいです。今回は経験者が少なかったため、親子でテコンドーを知ってもらえるよう、健康を目的としたプログラムで進めました。最初は恥ずかしがっているように見えましたが、ミット練習や音楽を使ったプログラムをすすめるうちに、次第に打ち解けていったように思います。」

参加者のコメント
「川俣町に銅メダリストの選手が来ると聞いて会ってみたいと思って参加しました。テコンドーは3年前に始めました。今は週2・3回練習しています。岡本さんが外国へ留学した時の話(大学時代留学先の道場の先生に言われた言葉)がとても印象に残りました。 最初は恥ずかしかったけど、笑顔で指導してくださったおかげで次第に緊張がとけていって、楽しかったです。」(小5・男児)

「オリンピックのメダリストが来ると聞いて、せっかくなので参加してみようと思いました。参加した感想としては、講演会の内容をぜひ若い人に聞いてもらいたいと思いました。思い続けていれば夢は叶うということを、自身の体験をもとに話してくれたので、とても説得力がありました。スポーツ教室などもありますが、アスリートが来てくれることには、とても大きな意味があると思います。知名度や運動能力もそうですが、実体験に基づいた話は説得力があります。アスリートだけしか持たないものなので、こういったアスリートの活動は今後もどんどんやってほしいと思います。」(50代・女性)