ふくしまベースボールフェスタ2015
- プロジェクト
- パワーアップ・ジャパンfrom Tokyo 平成27年度
- イベント名称
- ふくしまベースボールフェスタ2015
- 開催日
- 2015年8月22日(土)
福島大学陸上競技場・野球場にて、「ふくしまベースボールフェスタ」が開催されました。時折暑い日差しが覗く中、スポーツ少年団に所属する小学生約40名が集まりました。 開会式では、主催者として東京都オリンピック・パラリンピック準備局の原陽一郎氏、日本アスリート会議理事の松澤淳子氏から挨拶を頂きました。そして今回は、元横浜ベイスターズの河野友軌氏、元オリックスブルーウェーブの川崎泰央氏の2名を講師としてお招き致しました。河野氏は「学んできたことを少しでも多く教えたい。分かったふりはしないで必ず納得してからプレーして欲しい。」と挨拶の言葉を述べ、川崎氏は「せっかくのチャンスなのでどんどん質問して欲しい。返事は大きな声でするように。」と呼びかけました。川崎氏の言葉に「はい!」と子供たちの元気な返事が会場に響き渡り、クリニックは開幕しました。
ランニング・ストレッチ等をウォーミングアップを済ませたあと、キャッチボールの指導がおこなわれました。キャッチボールは野球の基本ということもあり、河野氏・川崎氏、それぞれが実演を交えながら丁寧に指導をおこないました。間近で見るプロの技に子供たちは目を輝かせていたように思います。その後は2チームに分かれバッティング練習・守備練習に移り、先程よりさらに詳しい技術指導がおこなわれました。アスリートと子ども達がたくさんの会話を交えながら、熱心に練習に励んでいた姿が印象的です。最後には試合形式の練習がおこなわれました。アスリートにもらったアドバイスを活かし、子供たちは伸び伸びと野球を楽しんでいました。
閉会式
閉会式では、河野氏から「楽しかったという気持ちを忘れずに野球を続けて欲しい。良い結果だった人も悪い結果だった人もそれをバネにして次に繋げてもらいたい。これからの野球界はみなさんが作っていくものなので今日のことを忘れずに頑張ってください。」と参加した子ども達にメッセージを送られました。順位発表がおこなわれた後には河野氏から各チームへ景品の贈呈、豪華景品をめぐるじゃんけん大会が開催され、最後まで盛り上がりを見せながら今クリニックは幕を閉じました。
参加者コメント
小学3年 男子
二人羽織(卓球)をやってもらってすごく分かりやすかった。
小学6年 男子
とても楽しかった。そして、すごく指導が分かりやすかった。
小学4年 女子
試合で対戦したとき、河野さんのボールがとっても速くてすごいなと思いました。 女の子はチームに2人だけなんですが、楽しく野球をできました。
保護者 男性
震災の影響で丸2年新入団員がいませんでした。野球を始めて間もない子が多い中で元プロ野球選手に教えてもらう機会があることはありがたいです。 子供たちは夢心地だったと思います。
アスリートコメント
河野友軌(元横浜ベイスターズ)
今日の野球教室ではみんなが野球を楽しんでいる姿を見ることができて良かったです。せっかくお母さん、お父さんに野球をやらせてもらっているのでただ楽しむだけではなく、真剣に楽しむことを知ってほしいと思っています。これからの野球界に貢献していく世代として今日の野球教室に参加してくれた子ども達には長く野球に携わって欲しいですね。いつか僕みたいに元プロ野球選手として全国各地で指導をする子が出てくることを期待しています。
今日の活動は被災地復興事業の一環ですが、"被災地の子ども達だから"というわけではなく、とにかく野球の楽しさを伝えようと思い指導しました。今日参加してくれたみんなに野球の面白さが伝えることができて嬉しく思います。
川崎泰央(元オリックス・ブルーウェーブ)
みんなが元気で楽しく参加していて良かったです。真剣に話を聞いてくれたり、積極的に質問をしてくれてとても教えがいがありました。 小学生のうちに基本をしっかりやって、甲子園、そしてプロ野球を目指して欲しいですね。大きな声で元気よく練習すれば必ず結果はついてきます。今日学んだことを忘れずに、子ども達にはずっと野球を続けて欲しいと思います。