エコノミークラス症候群対策事業 in 宮城
- プロジェクト
- パワーアップ・ジャパン from Tokyo
- イベント名称
- エコノミークラス症候群対策事業 in 宮城
- 開催日
- 2017年12月1日(金)、2日(土)
○1日目:「歩く人。」 ウォーキング教室の様子
開会式の後、大西氏より自己紹介も兼ねた「歩く人。」プログラムの紹介がありました。本プログラムが、阪神淡路大震災とその後の神戸の街と人々の変化という大西氏自身の経験によって誕生したことが説明され、参加者は関心をもって聞いていました。その後、歩行寿命延伸の重要性について説明がありました。歩行に必要な筋力を簡単に計測するために空気椅子によるチェックを行った際には、予想外の苦しさに参加者からは笑みがこぼれていました。その後、基本的な筋肉トレーニングやストレッチの紹介、「歩く人。」プログラムの動画を用いて正しい歩き方のポイント説明があり、最後に動画を用いた15分ほどのトレーニングが行われました。
○2日目:「歩く人。」 健康運動指導者研修会の様子
2日目にも冒頭に、大西氏より「歩く人。」プログラムの概要説明がありました。1日目と違い、健康指導者研修会として歩くリーダーの養成を目的として開催されたため、大西氏からは運動を継続していく難しさや、周囲の人々や地域を巻き込んでいくリーダーの重要性とその役割についても話がありました。また、佐藤氏からは歩くことの必要性とその効能について、1日目のウォーキング教室より詳細な内容が講義されました。様々な研究によって明らかとなった歩くことの効果について、データを用いながらわかりやすく説明がなされました。参加者はメモを取りながら佐藤氏の講義に真摯に聞いていました。最後に参加者から、「今膝が痛い理由がわかった」「長時間歩くだけではダメで、筋力も必要だということ、正しい歩き方があるということを知ることができてよかった」といった感想が述べられていました。
参加者コメント
60代 女性 ウォーキング教室参加
とても良かった。楽しくできた。体型を気にしてるから、継続したら効果が出るかなと思った。
70代 女性 ウォーキング教室参加
普段はこの体育館で健康サークルのような活動をしていて、施設から今回の教室を紹介してもらいました。常日頃、自分自身で歩いてはいるんですが、丁寧に自分に合った歩き方と運動を教えてもらい大変為になりました。
70代 女性 ウォーキング教室参加
もしかしたら2回目の受講かもしれないですが、普段はしていなかったことや考えていなかったことを教えてもらえて良かったなと思います。
80代 男性 ウォーキング教室参加
私は2日に一度歩いています。無理せず歩いていこうと思いました。
70代 女性 ウォーキング教室参加
今まで運動は結構しているんですが、使わない筋肉のトレーニングを教えてもらってよかった。計測したら、歩くスピードが早いと言われました。普段は一人で歩くことが多いから、早くなっていたのかもしれないです。
60代 男性 指導者講習会参加
今日は、本当は歩く方法を教えてもらえると思って来たんだけれども、指導者研修会だった。それでも歩き方の計測があったり、実施はないけど正しい歩き方の方法だったり、重要性を知ることができました。あとは、歩いていることを意識して歩く事が大事なんだなと思いました。普段、ラジオ体操で運動することしかないものの、意識することで随分効果が違うなと思っていたのでら普段から意識して歩くことを心掛けたいなと思いました。
40代 男性 指導者講習会参加
歩くという行為は、動きの原点だと思ってます。原点とはいえ癖がついてしまうことで、知らず知らずのうちに体を壊してしまっているかもしれないということを、今回改めて教えてもらいました。いい歩き方をすると、健康になっていくということがわかって、今日は本当に良かったと思います。普段は筋肉トレーニングを指導しているんですが、1番大切なのは続けることで、修行僧が毎日座禅をするという例えが講義で出ていたように、ちょっとしたことでも続けることが重要なんだなと思いました。
60代 女性 指導者講習会参加
普段スクワットをしていたのですが、最近膝が痛く、なぜかなと思っていたところ、自分では気がつかない無理な方法でやっていたのかなと今日の講義を聞いて思いました。大きく体を動かさなくても、座りながら足にグッと力を入れるだけでもトレーニングになるという話を聞くことができてとても参考になりました。最近、病気をして気持ちも少し落ち込んでいましたが、運動することで気晴らしになることを実感してました。今日改めて歩くことの効果を聞くことができてよかったです。
アスリートコメント
大西一平(一般社団法人OVAL HEART JAPAN)
佐藤真治(大阪産業大学スポーツ健康科学部)