ふくしま大運動会 4時間リレー2015
- プロジェクト
- パワーアップ・ジャパンfrom Tokyo 平成27年度
- イベント名称
- ふくしま大運動会 4時間リレー2015
- 開催日
- 2015年8月2日(日)
福島大学陸上競技場にて、「ふくしま大運動会 4時間リレー2015」が開催されました。38度を超える暑さの中、今年は17チーム、300人以上の参加者が集まりました。開会式では、主催者として東京都オリンピック・パラリンピック準備局スポーツ推進部事業推進課課長内藤典子氏、日本アスリート会議理事根木慎志氏、実行委員長川本和久氏から挨拶がなされた。今回の参加アスリートとして、車椅子バスケットボール日本代表としてシドニーパラリンピックに出場した根木慎志氏、北京・ロンドンオリンピックに新体操日本代表として出場した田中琴乃氏、同じく2大会に体操競技日本代表として出場した新竹優子氏の3名ならびに東邦銀行陸上部所属のアスリート6名が紹介されました。代表の新竹氏からのハキハキとした元気な挨拶によって、今大会の幕が上がりました。
4時間リレー
4時間リレーでは、小さな子から高齢の方まで、真夏の暑さに負けない熱い走りを見せてくれました。熱中症対策として、東邦銀行からかき氷や冷えたきゅうり、麦茶等の提供があり、参加者もアスリートの皆さんも楽しく・美味しくバトンを繋ぎ、声援を送る姿が見られました。また、リレー中は川本氏のユニークな実況が光り、川本氏の実況と軽快なリズムの音楽が頑張る参加者に無理せず、楽しく走るように後押ししていました。後半では時折、根木氏が車いすをこぎながらバスケットボールでドリブルを披露したり、田中氏が根木氏の投げたボールをバックキャッチしながら新体操の華麗なボールさばきを披露したり、走っている途中で側転やロンダートを披露し、会場を沸かせました。3名のアスリートの方が他のチームの助っ人として走る場面もあり、参加者とハイタッチで楽しみながら走る姿が見られました。4時間にも及ぶ長時間のリレーでしたが、全チーム最後まで笑顔で完走し、大盛り上がりを見せました。
閉会式
閉会式では、実行委員長の川本氏から総括があった後、田中氏が「競技を引退して、今年初めてマラソンに挑戦し横浜マラソンに出場したのですが、1人で走るのが辛くて走ることに対して苦手意識を持っていました。でも今回このリレーに参加して、チームや他の皆さんと一緒に盛り上がりながら楽しく走れた事で、走ることは楽しいんだと感じることが出来ました。」と感想を述べました。結果発表ではアスリート部門1位、Fun Run部門4位までの表彰が行われ、3名のアスリートの皆様から受賞チームと参加チーム全員への記念品贈呈が行われました。また、全ての表彰が終わった後、今回参加して頂いたアスリート全員のサインが入ったナップザックをめぐるジャンケン大会が行われ、勝ち残った3名の参加者が笑顔で根木氏、田中氏、新竹氏からナップザックを受け取り、「ふくしま大運動会 4時間リレー2015」は幕を閉じました。
参加者コメント
小学3年 男子
つかれたけど楽しく出来てよかった。
小学5年 女子
皆で走るのが楽しい。他のチームは走るのが早くてすごかった。アスリートの方が側転をしたりしてすごかった。
20代 女性
皆で盛り上がりながら走るのが楽しいですね。4時間耐久は辛いし暑いけど、その中で盛り上がろうとする雰囲気が良かったと思います。
アスリートコメント
根木慎志
チームを作ってやるというのはイメージしていましたが、チームだけでなく皆でやるという事で、そこに色んな思いがあるのが良いですね。 暑いけどそれも皆で共有して楽しんでいるのが良く感じられて、最後終わった時にどうなるのかワクワクしました。 他のアスリートのお二人とは事前に打ち合わせもしませんでしたが、皆に楽しんでもらうために自然にパフォーマンスをしたり考えたり、自分たちが楽しむのもそうだけど楽しんでもらいたいと思ってやりましたね。パワーアップジャパンが3年続いているというのは意味があるという事なんだと思います。出来たら来年も参加したいし、他のアスリートにも参加してもらいたいと思いますね。 福島だけではなく、東北、日本、世界中色んな大変な事があるけど、この暑い中、目標があって、皆で共有協力しながらそれをやるというのが今求められている事だと思うので、子どもたちには今日だけではなく、これからも色んな所でこういうことを続けていって欲しいと思います。
田中琴乃
皆さん、想像以上に熱く走っておられて、私も途中から熱くなっちゃいました。様々なチームの方が参加なさっていましたが、それぞれが走る中にそれぞれの楽しさを見出しているように感じました。 今回のようなイベントをきっかけにして、子供たちには何かスポーツを始めてほしいです。そして、そのスポーツを大好きになってほしいです。その“好き”という気持ちが、一生懸命頑張る力や、あきらめない心の強さを生み出してくれるのだと思います。 競技を引退した後も、このような形でスポーツ振興に関わることができ嬉しく思います。
新竹優子
皆さんが笑顔でバトンをつないでいく姿がとても素敵でした。小さな子から高齢の方まで、全員が楽しめるイベントでした。私は走るのは苦手なのですが、皆さんの応援のおかげで楽しく走ることができました。 震災から早くも4年が経ちましたが、復興支援はまだまだこれからだと思います。スポーツは私たちに元気をくれるものです。これからも今回のようなイベントに協力させて頂き、皆さんにスポーツで元気をお届けしたいです。