エコノミークラス症候群対策事業 in 福島
- プロジェクト
- パワーアップ・ジャパン from Tokyo
- イベント名称
- エコノミークラス症候群対策事業 in 福島
- 開催日
- 2018年2月14日(水)、15日(木)
平成29年度パワーアップジャパンfrom Tokyo被災地復興支援 エコノミークラス症候群対策事業の第2弾が、福島県南相馬市の鹿島体育館にて2日間に渡り開催されました。今回はNPO法人NSCAジャパンの阿部良二氏、NSCAジャパン東北アシスタント地域ディレクターの玉木眞一氏、福島県内でインストラクターとして活躍している三瓶恵美子氏と同じく地元相馬出身の林崎拓也氏の4名が講師として迎え、南相馬市にお住まいの方を対象に、小さいバランスボールボールを用いた運動教室が実施されました。1日目には38名、2日目には17名の方が参加し、講師による様々なエクササイズが行われました。会場は終始和やかな雰囲気で、参加者の皆さんは楽しそうな様子を見せていました。普段は運動をする機会が少ないという参加者が多く、本イベントはバランスボールを気軽に用いた運動を学ぶことができた良い機会となりました。
○1日目の様子
1日目は阿部氏、玉木氏、林崎氏が講師として参加し、約2時間の運動教室が主に玉木氏による指導で行われました。当日は37名の参加があり、冒頭に玉木氏が昨年度参加の有無を尋ねると3名の方が昨年度の教室にも参加していました。初めに全員にひとつずつ配られたバランスボールに空気を入れた後、ボールで体を軽くたたく、ボールをわきの下に挟んでリズミカルに動かす、足でボールをつかむなどのボールの使い方が紹介されました。その後、頭の体操も兼ねたボールの片手キャッチや、頭上に投げて手をたたいてキャッチといったエクササイズがありました。参加者の皆さんはボールの扱いに苦労しつつも、玉木氏の時折冗談も交えた指導に終始笑顔がこぼれていました。
○2日目の様子
2日目は三瓶氏、玉木氏、林崎氏が講師として参加し、主に三瓶氏が指導して約2時間の教室が行われました。三瓶氏が参加者に尋ねたところによると、参加者の中で毎日散歩している人は17人中3人、週に1~2日運動している人は3人、ラジオ体操をしている人が1人で、その他の方々は普段あまり意識的に運動をしていないとのことでした。三瓶氏からは、膝が痛いとか体の不調が無くなるようにすることが運動の目的で、少しでも意識的に体を動かすことを習慣化する重要性が伝えられました。その後、手や足でボールを握る、脇にボールを挟んだ肩のエクササイズ、股関節のエクササイズ、腹筋やスクワットも行われました。ボールを使った普段はあまりすることが無い動作があり、参加者の皆さんはその難しさも楽しみながらチャレンジしていました。
参加者コメント
70代 女性
今平昌オリンピックがテレビでやってはいますが、私達は一瞬の勝負をするわけではなく、健康づくりを目的に運動しているので、一瞬の勝負抜きで学ぶは一生ということ。いろんな運動を学ぶことができました。
60代 女性
普段はあまり運動してないので、今日は疲れました。それくらいいい運動になって良かったです。
70代 女性
我が家には小さい子供が沢山いるので、ボールのようなものが沢山あります。今日使ったボールは家にあるボールと違って柔らかいから、楽しかったです。
70代 女性
普段は散歩したりストレッチするだけだから、今日は誘ってもらえてよかったです。家でもボール使ってみたいと思います。
60代 女性
普段は何もしないで家にいるから、今日は参加して本当によかったです。ボールもちょうどいい大きさで、家でもやってみます。
アスリートコメント
阿部良二(NPO法人NSCAジャパン)
玉木眞一(NPO法人NSCAジャパン東北アシスタント)
林崎拓也(NSCA認定パーソナルトレーナー)
三瓶恵美子(NPO法人日本Gボール協会認定 JSAインストラクター)